○富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合消防職員の標準的な職及び標準職務遂行能力に関する規程
令和6年2月20日
消防長訓令第1号
(趣旨)
第1条 この規程は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第15条の2第1項第5号及び第2項に基づき、富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合消防職員(以下「職員」という。)の標準的な職及び標準職務遂行能力を定めるものとする。
附則
1 この規程は、令和6年4月1日から施行する。
2 この規程の施行前に昇任し、この規程に規定する標準的な職に応じた階級よりも上位の階級にある者の標準職務遂行能力は、その者の標準的な職に応じた標準職務遂行能力を適用する。
別表第1(第2条関係)
職制上の段階 | 標準的な職 |
消防長の職の属する職制上の段階 | 部長 |
本部次長、消防署長又はこれらに相当する職の属する職制上の段階 | 次長 |
課長又はこれに相当する職の属する職制上の段階 | 課長 |
課長補佐の属する職制上の段階 | 課長補佐 |
係長、主査又はこれらに相当する職の属する職制上の段階 | 係長又は主査 |
係長代理の属する職制上の段階 | 係長代理 |
消防副士長の階級にある主事の属する職制上の段階 | 主事(2級) |
消防士の階級にある主事の属する職制上の段階 | 主事(1級) |
別表第2(第3条関係)
標準的な職 | 職名 | 階級 | 標準職務遂行能力 | ||
消防本部 | 消防署 | ||||
部長 | 消防長 | 消防監 | 倫理 | 全体の奉仕者として、特に高い倫理観を有し、組織全体の重要課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | |
構想 | 消防行政を取り巻く状況を的確に把握するとともに先々を見通し、住民の視点に立って、消防本部の重要課題について基本的な方針を示すことができる。 | ||||
判断 | 消防本部の重要課題について、高い識見を持ち、冷静かつ迅速に適切な判断ができる。 | ||||
説明・調整 | 消防行政について適切な説明を行うとともに、組織の理念及び方針の実現に向け、関係者と困難な調整を行い、職場内外において合意を形成することができる。 | ||||
組織運営 | 社会情勢による消防行政への影響を把握し、幅広い視野から適切に組織を運営することができる。 | ||||
組織統率・人材育成 | 高い指導力を発揮して部下を統率し、成果を挙げるとともに、部下の指導及び育成をすることができる。 | ||||
次長 | 本部次長 参事 | 消防署長 参事 | 消防司令長 | 倫理 | 全体の奉仕者として、高い倫理観を有し、所掌する事務の課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
構想 | 消防行政を取り巻く状況を的確に把握し、住民の視点に立って、所掌する事務の課題に対応するための方針を示すとともに、構想に関し消防長の補佐をすることができる。 | ||||
判断 | 所掌する事務の責任者として、豊富な知識、経験及び情報に基づき、適切な判断ができるとともに、判断に関し消防長の補佐をすることができる。 | ||||
説明・調整 | 所掌する事務について、適切な説明を行うとともに、組織の理念及び方針の実現に向け、関係者と調整を行い、職場内外において合意を形成することができるとともに、説明及び調整に関し消防長の補佐をすることができる。 | ||||
業務運営 | 適切に業務を配分し、進捗管理及び的確な指示を行うことができるとともに、消防行政の運営に関し消防長の補佐をすることができる。 | ||||
組織統率・人材育成 | 部下を統率して成果を挙げるとともに、部下の指導及び育成を行うことができる。 | ||||
課長 | 課長 | 分署長 分遣所長 中隊長 | 消防司令長 消防司令 | 倫理 | 全体の奉仕者として、高い倫理観を有し、所掌する事務の課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
構想 | 所掌する業務を取り巻く状況を的確に把握し、住民の視点に立って、所掌する事務の課題に対応するための方針を示すことができる。 | ||||
判断 | 所掌する事務の責任者として、豊富な知識、経験及び情報に基づき、適切な判断ができる。 | ||||
説明・調整 | 所掌する業務について適切な説明を行うとともに、組織の理念及び方針の実現に向け、関係者と調整を行い、職場内外において合意を形成することができる。 | ||||
業務運営 | 適切に業務を配分し、進捗管理及び的確な指示ができる。 | ||||
組織統率・人材育成 | 部下を統率して成果を挙げるとともに、部下の指導及び育成をすることができる。 | ||||
指揮(災害現場において活動する消防吏員) | 災害状況を的確に把握して現場全体の活動方針を具体的に決定し、現場を統括して指揮を行うことにより、成果を挙げることができる。 | ||||
課長補佐 | 課長補佐 | 課長補佐 | 消防司令 | 倫理 | 全体の奉仕者として、担当業務の第一線において課題に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
企画立案・課題対応 | 担当業務について、問題点を的確に把握し、施策の企画及び立案並びに課題対応の実務の中核を担うことができる。 | ||||
判断 | 自ら処理すべき事案について、適切な判断ができるとともに、判断に関し課長の補佐をすることができる。 | ||||
説明・調整 | 担当する事案について論理的な説明を行うとともに、職場内外で調整ができる。 | ||||
業務遂行 | 段取り、手順等を整え、効率的かつ効果的に業務を進めることができる。 | ||||
部下の活用・育成 | 部下を活用するとともに、指導及び育成ができ、かつ、当該内容に関し課長を補佐することができる。 | ||||
指揮(災害現場において活動する消防吏員) | 災害状況を的確に把握し、上位階級者を補佐するとともに、自隊又は現場全体の活動方針を具体的に決定し、指揮することができる。 | ||||
係長又は主査 | 係長 主査 | 係長 主査 | 消防司令補 | 倫理 | 全体の奉仕者として、担当業務の第一線において課題に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
課題対応 | 業務に必要な知識及び技術を十分に有しており、課題に対応することができる。 | ||||
判断 | 自ら処理すべき事案について、適切な判断ができる。 | ||||
説明・協調性 | 担当する事案について分かりやすい説明を行うとともに、職場内外において協力的な関係を構築することができる。 | ||||
業務遂行 | 計画的に業務を進め、担当業務全体のチェックを行い、確実に業務を遂行することができる。 | ||||
部下の活用・育成 | 部下を活用するとともに、指導及び育成ができる。 | ||||
指揮・消防活動(災害現場において活動する消防吏員) | 災害状況を的確に把握し、上位階級者を補佐するとともに、自隊の活動方針を具体的に決定し、指揮及び消防活動ができる。 | ||||
係長又は主査 | 係長補佐幹 | 係長補佐幹 | 消防司令補 | 倫理 | 全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
知識・技術 | 業務に必要な知識及び技術を十分に有しており、係長の補佐をすることができる。 | ||||
説明・協調性 | 担当する事案について分かりやすい説明を行うとともに、職場内外において協力的な関係を構築することができる。 | ||||
業務遂行 | 計画的に業務を進め、担当業務全体のチェックを行い、係長の補佐を行いながら確実に業務を遂行することができる。 | ||||
人材育成 | 職員に対して適切に指導し、育成ができる。 | ||||
指揮・消防活動(災害現場において活動する消防吏員) | 災害状況を的確に把握し、上位階級者を補佐するとともに、自隊の活動方針を具体的に決定し、指揮及び消防活動ができる。 | ||||
係長代理 | 係長代理 | 係長代理 | 消防士長 | 倫理 | 全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
課題発見 | 担当業務に問題意識を持ち、課題を発見することができる。 | ||||
知識・技術 | 業務に必要な知識及び技術を有している。 | ||||
コミュニケーション | 職場内外において円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。 | ||||
業務遂行 | 計画的かつ確実に業務を遂行することができる。 | ||||
部下の育成 | 部下に対して指導及び育成ができる。 | ||||
指揮・消防活動(災害現場において活動する消防吏員) | 災害状況を的確に把握し、上位階級者を補佐するとともに、上位階級者からの下命に対し適切に対応し、又はこれがないときには自らの判断により自隊の活動方針を決定し、指揮及び消防活動を行うことができる。 | ||||
主事(2級) | 主事 | 主事 | 消防副士長 | 倫理 | 全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
知識・技術 | 業務に必要な知識及び技術を習得することができる。 | ||||
コミュニケーション | 上司、同僚等と円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。 | ||||
業務遂行 | 計画的に業務を遂行することができる。 | ||||
消防活動(災害現場において活動する消防吏員) | 自己の隊長の下命の下、災害状況に応じて、より効果的な消防活動ができるよう努めることができる。 | ||||
主事(1級) | 主事 | 主事 | 消防士 | 倫理 | 全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 |
知識・技術 | 業務に必要な知識及び技術を習得することができる。 | ||||
コミュニケーション | 上司、同僚等と円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。 | ||||
業務遂行 | 計画的に業務を遂行することができる。 | ||||
消防活動(災害現場において活動する消防吏員) | 自己の隊長の下命の下、災害状況に応じた消防活動を行うことができる。 |